リ ボ ン

                 作詞・作曲  槙健一  


素敵な街だと訪れてきた人々は言う

あの石畳も上りつめれば   どこか切ない夢の中ヘ

祈りをこめて今、千羽の鶴を飛び立たせよう

大地を踏みしめた平和の像も

指を掲げている高く高くと  かかげている


どんなに風の中へ悲しみ飛ばしても

この長崎(まち)はあの日を忘れない

涙に唄う歌は  明日への希望の歌

心に響けば天まで届く

そして今、僕らが願いを込めた  リボンが風に舞う


ひまわりが空を仰ぎ太陽を眺め

あの焼けた夏の日も咲いていたのか

おびえて心に、強く強くと叫んでいたのか


あの日の黒い雨が街をのみこんだ

痛みと怒りと涙の日よ

暮ゆく夏の空に涙が落ちてくる

帰らぬ友よ無駄にはせぬと

だから今、僕らはピースをかかげ平和を祈りつづけよう


どんなに風の中へ悲しみ飛ばしても

この街はあの日を忘れない

涙に歌う歌は  明日への希望の歌

心に響けば天まで届く

そして今、僕らが願いを込めた  リボンが風に舞う


今日の為に、明日の為に、永遠の為に

いつか僕らが命果てても  平和が消えないように

今日の為に、明日の為に、永遠の為に

いつか僕らが命果てても  リボンよ風に舞え

今日の為に、明日の為に、永遠の為に

いつか僕らが命果てても  平和が消えないように